夏物衣料の汗抜き加工って何!?
2020年09月10日
今年も大変な酷暑でした。まだあと少し暑い日が続きそうですがくれぐれもご自愛ください m(_ _)m
さて この時期、クリーニング店でよく目にするのは、
「汗抜き加工」「汗抜きドライ」「ダブルクリーニング」「水洗い」「〇〇洗浄」「〇〇フレッシュ」…などの文字。
そうです。 すべて 「汗の汚れを落としましましょう!」というものですね。
どれも似たようなネーミングで分かりづらいですが、実はとても重要なものが伝わっていません。
それは、
その加工が、 「ドライクリーニングによるものなのか、 水洗いによるものなのか」
というものです。
(・・? ですね… ?
汗の成分は ほとんどが水分。なので 乾燥(蒸発)してしまえば洗わなくても消えてなくなります。
問題は残りのわずかな汗の成分。
塩分・アンモニア・タンパク質・乳酸・尿素 などの水溶性の成分。
もう聞いてるだけで臭ってきそうですね… ?
これらが残っていると、なんとなくゴワゴワしたり なんとなくベタついたり なんとなく臭ったり なんとなくサッパリしない…
そうっ! なんとなく不快なんです。 ?
(生地の変色やカビ・虫食いなども この目に見えない水溶性の汚れが原因なんです。)
水溶性の汚れ は、通常のドライクリーニングでは落ちません。
だって、水溶性なので 油(ドライクリーニング)には溶けないから。 これは ドライクリーニングの弱点。
そこでクリーニング業者では、ドライクリーニングでも水溶性の成分を落とせるように、ドライクリーニング溶剤の中に助剤を投入して 水溶性の汚れを落とす加工をしています。。
これが 「ドライクリーニングによる汗抜き加工」です。
一方、「水洗い」はその名の通り、
水に漬けて(水洗いで)落とす方法
どちらもメリット・デメリットはあります。
クリーニング業者側からすると、 (やむを得ず?) 効率や経費・手間 なども考慮しなければなりません。
ただ その効果 (汚れがしっかり落ちてキレイになってる!)を考えると、
「水溶性の汚れは水洗いで落とす」のが原則です。
ドライクリーニングによる汗抜きは 簡易的なものと思ってください。なので加工料金も安価(時には無料・サービス)なんです。
一方、水洗いは 技術・時間を必要とし、リスクも伴います。
ただ「キレイにする」事を考えたら 水洗いがベストです。
なので、サイトウは ドライクリーニングでの汗抜き加工はやりません
サイトウのダブルクリーニングは、
ドライクリーニング+水洗い
ドライクリーニングで油分をしっかり落としてから、水洗いで目に見えない水溶性の汚れを洗い流します!
これからの夏物衣料仕舞い洗いの季節、サイトウ自慢の「ダブルクリーニング」を是非お試しください。
安心してお仕舞いいただけます。?